今日は『できない理由を考えましょう。原因をしっかりと見つけて対策しましょう』というお話を本題としたいと思います。
この話は僕の書籍『1日10分40歳からの速弾き奏法革命』の15ページ『できない原因を考える』の部分の深掘りでございます。本の中では語りにくくて語れなかった部分を深掘っていきたいと思います。


というわけでですね、ページに太文字の部分があります。
なぜ弾けなかったのかを分析するクセをつけてください。もう1つは最小限の努力で最大限の効果を上げるためには頭を使わなければいけないのです。
この部分をちょっとお話ししていきたいなと思っております。
実際、上手くなれませんってお悩みの方、うちのサロンメンバーにしてもご相談に来られるレッスンの方にしても、どんな風に練習してるのか見せてくださいとお伝えして、いつものように練習をやってもらうんです。
もうそれこそメトロノーム鳴らすこととかか全部再現してもらうんですけど、そうするとだいたいわかります。
その中でも、あなたの今目の前に立ちはだかられている壁は、超合金製ですねってこともあるわけですが……
とにかく体当たりすれば穴が開くはずと思ってやってるって方が結構多いのです。
木ぐらいかな?木とか段ボールぐらいだったら体当たりでいつか開くかもしれませんけど、他のはだいたい道具を持ち込まないと無理ですよね。
で、その穴を開けるための電動ドリルや掘削機みたいなものが何かというと、しっかりと考える。原因を対策することによって生まれた策ということなんですよ。
道具は様々あるので、その時その時によって変わるのですが、どういう風に道具を見つけるのか、その壁をぶち破る道具を用意するか、ということですが、簡単な例え話をします。例えば目的のフレーズがテンポ120ぐらいだったとしましょう。
そもそもじゃあ左手だけ動かしてみましょう。
簡単なあなたが弾けるフレーズでも良いです。
まずそもそも左手の指は120で動けますか?ってことですね。120で働かせる能力は持ってますか?と。
指も今までそんなに動いたことがないのに、このフレーズやると決めて、急に120で動かそうとしてませんか?っていうことですね笑
もうちょっと分かりやすく言うと、あなたは100メートルを10秒で走れないのに、10秒で突然走ろうとしてませんか?っていう所ですね。頑張るという気持ちだけで、走れることってありましたっけ?
とにかく走り続ければ10秒切るんだ。って、そんなことはないですよね。
たった1秒切るために、シューズやウェアなど、色んな改善があって陸上選手っていうのはスピードを得てるわけじゃないですか。なのにギターとなると、何の工夫もせずに体当たりしてるってことが多いわけですよ。
というわけで、改善の手順としては、まずそのスピードで左手が他のフレーズだったら動くのか。動く可能性があるのか。可能性があるんだったら左手はOK。じゃあ右手は大丈夫なんだっけ?って一つずつ確認していくってことです。
凄くフレーズを簡単にするとか、テンポを落としてみるとか、それがまず出来ないなら、基礎をしっかりと固めた方がいいのではないかと少しずつ考えていくんです。
そういう地味なことを片っ端からやっていくことによって、あなたの壁はいつかヘニャヘニャの脆いものと変わってます。前に進めるようになるんですね。

しかし結構出来ないものを出来ないままにしていたり、メトロノームを鳴らすときに、鳴らしたけど1、2も鳴らないうちに急に弾き始めようとしたり。要は、1、2、3、4と自分の中でも数えず、突然弾き始めたにも関わらずテンポが合わないんです!と嘆く人がいる笑。それはプロでも合いませんよ笑
メトロノームが自分の体に埋め込まれているならできるかもしれないですけど、そうでもない限り正確にテンポ80のテンポを出せる人間なんていないんじゃないですか。というわけでね、出来ないんじゃなくて、だいたい適当にやっていから出来ないんです。
ですから、しっかりと原因を捕まえて、原因に対して対策する練習をすると、クロスワードパズルが埋まっていくみたいな感じで縦と横の流れが予想できたりします。クロスワードパズルだって楽しくて一生懸命やる人がいるのだから、ギターなんてもっと楽しいですよ!一人だけでやるものでもないしね。
ぜひしっかりと原因を考えてやってみていただけたら楽しく前に進めるんじゃないかと思います。
本当に謎解きゲームだと思って、謎解きゲームの後は謎が解けたら自分で体現するゲームだと思ってやっていただけたら面白いことがずっと続くんじゃないかなと思います。
というわけで、今日も深掘りやってみましたがいかがだったでしょうか。
皆さんStand FMへのレター、コメントお待ちしております。質問がありましたらそちらもぜひどうぞ。
今日もご視聴ありがとうございました。皆さんにとっていい1日になりますように。
それではまた次回お会いしましょう
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