ギター用コンプレッサーって必要?──使い方とおすすめ機種をプロが解説!
皆さん、ギター用のコンプレッサーって使ったことありますか?
「興味はあるけど、よくわからない…」
「音が変わってるのか、変わってないのかピンとこない…」
そんな風に感じている人も多いのではないでしょうか?
でも実は、コンプレッサーは”音楽の完成度”をグッと上げてくれる秘密兵器なんです。今回は、初心者にもわかりやすく、プロの視点でコンプレッサーの魅力とおすすめ機種をご紹介します!
コンプレッサーって何をしてくれるの?
まず簡単に言えば、音の「大きい・小さい」を整えてくれるエフェクターです。
- 小さい音は持ち上げてくれる
- 大きすぎる音は抑えてくれる
- 結果、全体的に“粒が揃った”聴きやすい音に!
特にカッティングやアルペジオで音がバラつく人には、効果絶大。よく「パコーン!」という独特のアタック感が得られるペダルも多く、「あの音だ!」と感じる人もいるかもしれません。
でも最近は使わなくなってきた…?
実は僕自身、最近ライブや練習でペダルのコンプレッサーを使うことは少なくなりました。
その理由は、動画編集や音源制作の中では、DAW上でバチバチにコンプをかけるから。
演奏では、ダイナミクス(音の強弱)があるからこその良さがありますが、録音された音では、小さい音は埋もれ、大きい音は割れるリスクがあるため、どうしてもコンプレッサーが必要になる場面が増えるんですよね。
UAFX「1176」を購入してみた理由
そんな中、最近気になって購入したのがUniversal Audioの「UAFX 1176」。

なぜ買ったのか?
- ずっと気になっていた「1176」モデルのサウンドを試したかった
- たまたまセールで安くなっていた(笑)4/30現在30%引きのリンクはこちら
- コンパクトエフェクターとはまったく違うアプローチのコンプだから

「1176」ってどんなコンプ?
「1176」とは、Urei社が開発した伝説的なスタジオ用コンプレッサー。ドラム、ボーカル、ベース…ありとあらゆる音に使われる、非常にナチュラルでかかりの良いコンプです。
プロのスタジオにはほぼ100%置いてある定番中の定番。オリジナルはすでに廃盤ですが、多くのメーカーがその音を再現するモデルを出しています。

コンパクトペダルと1176の違いとは?
ここがポイント。
一般的なコンパクトコンプレッサーの使い方
- プリアンプ的な役割(音を前に出す)
- あの「パコーン」感のあるカッティングサウンド
- エレアコなどの不自然なアタックを削る
一方1176は…
✅ 「整える」よりも「支える」「引き締める」
✅ より自然に、でも芯のある音になる
✅ ミックスやアンサンブルの中で真価を発揮する
つまり、ソロプレイだけでなくバンドアンサンブル全体を引き締める役割にも使えるんです。
これまでのおすすめコンプレッサー3選
今まで僕が使ってきた中で特におすすめしたいペダルを3つ紹介します。
1. MXR Dyna Comp
カッティングで“パコーン”な音が欲しい人におすすめ。安定感のある定番モデルです。
→ 【用途】①プリアンプ的用途 + ②あの音!

2. BJFE Green Comp
ナチュラルで色付けが少なく、エレアコにも合います。アタックを程よく抑えてくれる良質な一台。
→ 【用途】①プリアンプ + ③エレアコ向き

3. Wampler EGO Compressor
透明感のある仕上がりが特徴。特にクリーントーンでのカッティングに最適。
→ 【用途】②Cory Wong的なパキパキカッティング感がほしい方に

最後に:1176はまたの機会に
UAFX 1176は、これまでのコンパクトペダルとは全く違う視点で作られたコンプレッサー。
なのでまた詳しくはわかってないので、レビューはまた今度にしますが……
コンプレッサーは、効果を感じにくく、使いこなすにはちょっと慣れが必要ですが、
✅ 表現力をワンランク上げたい
✅ 大人数のバンドで“埋もれない音”を出したい
という方には、間違いなく試す価値アリです!
公式製品ページ:
UAFX 1176 Classic Limiter
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