私の本がABSC(アクセシブル図書センター)に選ばれました

少し個人的なご報告ですが、このたび拙著『3秒で引き込む! ボーカルテクニック』が
ABSC(視覚障害者向けアクセシブル図書センター)から
「アクセシブル化したい本」として正式に依頼をいただきました。

Screenshot

正直、冷や汗しました。

僕はまだ2冊目の著者で、いわゆる“ベストセラー作家”ではありません。
だからこそ、今回の依頼は予想していなかったし、身が引き締まる思いです。


目次

■ ABSCとは?

ABSC(Accessible Books Consortium)は、視覚障害のある方々に向けて、
本を読みやすいデータとして提供する国際的な取り組みのセンターです。

学校図書館や公的機関にも提供され、教育や学習に役立つ本が選ばれます。

すべての新刊が対象になるわけではなく、
公益性が高い・教育的意義がある と判断された本だけ、
アクセシブル化の依頼が来る仕組みです。


■ なぜ僕の本が選ばれたのか?

担当の方や出版社の見解も踏まえると、以下のような理由があるようです。

  • 音楽や声の本は視覚障害のある方にとって必要性が高い
  • 図に頼りすぎず“言葉で伝わる構造の本”だった
  • 社会的・教育的な意義が大きいと判断された

特に音楽や声は、視力に関係なく楽しめる文化です。
その分野の本として選んでいただけたことを、とても光栄に思っています。


■ 著者として感じたこと

本を書くとき、僕は「誰かの人生の役に立つものにしたい」という思いで言葉を選んでいます。

今回、視覚障害のある方々にも本が開かれる形になったことは、
その思いが少しだけ形になったように感じました。

そして、音楽や声の分野で“アクセシブル化しやすい文章を書くこと”の
責任と意義を改めて感じています。


■ 最後に

この依頼は僕ひとりの力ではなく、編集の方々や読者の皆さんの存在があって初めて実現したことです。
本当にありがとうございます。

もし今回の取り組みが誰かの学びや希望につながるなら、
それ以上の喜びはありません。

これからも、手に取ってくれた人の人生が少し楽になるような本やコンテンツを
丁寧に作っていきたいと思います。

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