なぜ人は上達しないのか?人生が変わらない人に共通する「構造」の話

「頑張っているのに上達しない」

「頑張っているのに上達しない」
「収益を上げたいのに、なかなか伸びない」
「もっと良い人生にしたいのに、いつも同じところをぐるぐる回っている」

こういう悩みは、多くの人が持っていると思います。

僕はずっと、これは単なる努力不足や才能の問題ではなく、その人の中にある「構造」の問題なのではないかと考えて、マインドセットをやったり、ごく簡単な課題に変えたり、ホスピタリティを尽くしたり、手を変え品を変え教え方を模索してます。

目次

テセウスの船と人間の変化

「テセウスの船」という古代ギリシャから伝わる哲学的な話があります。

船のパーツをひとつずつ交換していき、最終的にすべてのパーツが入れ替わったとき、それはまだ“同じ船”と言えるのか、という問いです。

これは、人間にも通じる話です。

人間の身体も数年かけて、髪の毛が伸びたり、細胞が入れ替わったりしながら、常に変化しています。
物質的に見れば、以前の自分と今の自分は、まったく同じではありません。

それでも、周りの人はその人を「同じ人」として認識します。

なぜか。

それは、その人の考え方、性格、物事への反応、行動パターンといった「内側の構造」が大きく変わっていないからです。

ヴィンテージギターは?

これはヴィンテージギターにも似ています。

ギター本体は同じでも、パーツが次々と交換されていくと、「オリジナルのヴィンテージ」とは言いづらくなります。

もちろん、それが“そのギターではない”というわけではありません。
でも、ヴィンテージギターに対する憧れや価値の構造は変わってしまうわけです。

人間も同じです。

身体のパーツが入れ替わっても、その人をその人たらしめているのは、外側ではなく内側の構造です。

つまり、人間にとって本当に重要なのは、何を持っているかよりも、どんな考え方をして、どんな行動を選び、どんな反応をするかという部分なのだと思います。

うまくいかない人には、うまくいかない構造がある

ここから考えると、うまくいかない人には、やはり「うまくいかない構造」があるのだと思います。

収益が上がらない。
上達しない。
人間関係が広がらない。
何かを始めても続かない。

これらは、単に能力が低いから起きるわけではありません。

同じ考え方をして、同じ行動をして、同じ反応をしているから、同じ結果が出ているだけなのだと思います。

つまり、人生を変えたいなら、表面的な行動だけを少し変えるのではなく、自分の中にある「構造」そのものを変えないといけないわけです。

でも、今の自分にも安心感がある

ただし、ここが難しいところです。

今がうまくいっていないとしても、その中に幸せがひとつもないわけではありません。

今の環境には、今の環境なりの安心感があります。
小さな幸せもあります。
慣れた人間関係もあります。
失敗しないで済む安全地帯もあります。

だから人は、憧れがあってもなかなか変われないのだと思います。

「変わりたい」と思っていても、心のどこかでは、今の安心感を手放したくない。

でも、ギターが弾けるようになった人生、収益を上げられるようになった人生を送るなど、本当に人生を変えるということは、今までの安心感を一度手放すということでもあります。

上達することには、必ず負荷がある

たとえば、英語が話せるようになりたいとします。

英語が話せるようになれば、外国人と関われるようになります。
世界が広がります。
仕事の可能性も増えるかもしれません。

でも同時に、外国人とのすれ違いや、文化の違いによるトラブルが起きる可能性も出てきます。

ギターも同じです。

上手くなりたいなら、練習しなければいけません。
自分の下手さとも向き合わなければいけません。
今までできなかったことに挑戦する苦しさもあります。

つまり、何かを得るということは、同時に新しい負荷を引き受けるということです。

ここに対する覚悟がないと、人は途中でやめてしまいます。

人と関わることで、自分の未熟さが見えてくる

人は、多くの人と関わり始めると、必ずトラブルや違和感に出会います。

慣れ親しんだ友達の間では許されていたことが、外の世界では通用しないことがあります。

言葉遣い。
礼儀。
感謝の伝え方。
距離感。
約束の守り方。

身内の中では曖昧に済んでいたことが、多くの人と関わることで浮き彫りになります。

でも、それは悪いことではありません。

むしろ、人と関わることで自分の未熟さに気づき、心や振る舞いが整っていくのだと思います。

もちろん、関わる人が増えればトラブルも増えます。

でも、最低限のモラル、礼儀、相手への感謝を大切にしていれば、多くの問題は大きなトラブルにはならないはずです。

人生を変えるとは、自分の構造を変えること

結局、上達することも、収益を上げることも、人生を変えることも、単に知識や技術を足すだけでは足りません。

本当に必要なのは、自分の中にある「うまくいかない構造」に気づくことです。

なぜ続かないのか。
なぜ逃げてしまうのか。
なぜ同じ失敗を繰り返すのか。
なぜ収益につながらない行動を選んでしまうのか。

そこを見つめない限り、結果は大きく変わりません。

逆に言えば、自分の構造が変われば、行動が変わります。
行動が変われば、関わる人が変わります。
関わる人が変われば、結果も変わっていきます。

人生を変えるとは、別人になることではありません。

自分の中にある古い構造を見つけて、少しずつ作り替えていくこと。

それが、本当の意味での上達であり、成長なのだと思います。

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