今日は『0×100は0』ということでお話ししていきたいと思います。
Stand FM https://onl.la/QfHckvr 放送からの書き起こしになります。
ギターレッスンのお話と絡めてお話ししようかなと思います。
今ですね、うちのサロン「カケコミギタLAB」では、Cメジャースケール「ドレミファソラシド」をいかに速く弾けるかという、ちょっとお楽しみ企画という感じで大会をやってます。もしかしたらそんな速く弾くことなんて興味ないって思う方もいらっしゃるかもしれませんけど、まさにそこに0×100が潜んでいるという話でございます。
やっぱりギターでもスポーツでもなんでも、動く能力を高めておかないと……速く弾けたりとか、自由に動けるようにしておかないと、例えばギターのフレーズや知識がを勉強しても、そこで掛け算にならないんですよね。
それで今回お話ししたかったのは、右手×左手ですね。
まずは右手がちゃんとその目的のテンポで動いているのかを確認せずに、いきなりそのそのテンポで動かそうとしてもそりゃもちろん意味がないし、左手も同様のことが言えますよね。

それをレッスンなどでは、徹底的にやってます。
どんな風かというと、「Cメジャースケールがテンポ280の8分音符で弾けません」ということだったので、じゃあ右手のピッキングはそのテンポで動かせられるの?これをまずチェックしました。
それで右手だけでも動くのであれば、じゃあ左手は右手に合わせて動くの?。
みたいな感じで一つ一つを分解して、その原因の元っていうのが何なのかを探ることがめちゃくちゃ大事だということです。
まず右手の場合ですと、基本はピックが弦に綺麗に当たって、その綺麗な当たり方のままで速さがキープできるのかっていうことがチェックポイントですね。
やっぱり上手い人のピッキングというのは暴れません。暴れないから安定して演奏できるわけですよ。
なので、テンポを上げていくとピッキングが暴れていくようだったら、そのテンポはまず無理なんじゃないか…みたいな感じで、テンポ落として練習し直すわけです。
左手も同じなんで割愛しますが、こんな風に分解して考えるとめちゃくちゃいいわけですね。
これは音楽だけでなく、仕事でも同じですね。問題があれば原因の根っこを見つけて解決することが何より大事です。
そして0×100にはしないこと。いくら片方だけ練習詰め込んでも、0×100=0と絶対に無駄しか生まれない。
せめて1×1、2×2という風に少ない数字でも良いんです。焦らなくていいのです。
でもみなさんそんな程度じゃ嫌だ!ともっと早く成長したい!って右手だけムキになって片方だけ伸ばしがちなんですよ。
しかも面倒なのが……片手だけなら少しうまくいってしまったりするからないんですよ。ピッキングだけは速く弾けるという人いるでしょ?「あれ?上手くいった!」そっちばっかり全振りで頑張っちゃったりするんですよね〜。

その結果、0×100を生み出してしまったり、0ってことをできるだけ気付かないふりしたりね笑
そこ0になってるじゃん!って突っ込まれても、いやいや!まぁでもですね!!なんて返答されることがよくある笑
だから大事なのは、0の方をしっかりと理解する。0を認めるっていうことが大事なのかなと思います。
右手0×100左手かもしれないし、知識0×フィジカル100かもしれない。何かが足りない時は、しっかりとその部分を認めて、0の方に1を足す努力がまず大切です。
というわけで今日もご視聴ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
コメント