早めに諦めよう

今日の本題は、「早めに諦めるよう」というお話をしたいと思っております。
これは、僕の書籍「1日10分40歳からの早引き奏法革命」の深掘りになります。
今日は、35ページ「絶対に無理なものは早めに諦める」というところを深掘っていきたいと思います。
早めに諦めることも肝心ということをお話ししたいと思いますが、アマチュアというか、上手くなりたいというアマチュアの方で、「気持ちが焦っている人」これは、まあえらいこっちゃ!ですね。

例えば、K-1選手、プライド選手、ブレイキングダウンでも良いですが、そのトップ選手にですね「挑んでおいでよ!有名になりたいんでしょ?挑んでおいでよ!」って言ったら多分、「いやいや勘弁してよ、練習もしてないのに」って当たり前に言うと思うんですが、
その反面、ギタリストとか、例えば、ペンを使う人、絵を描くとかデザインをするとかっていう人たちって、一か八か自分でやってみっか!みたいな人が出てくる。
世界のトップランカー、イングヴェイとか、ヌーノ・ベッテンコートがやってることに、まだギターを持って、一年も経たないのに「一か八か練習してみたらなんとかなるかも?」みたいな考え方を持ってしまうっていうところがあるかなと思います。

要は、焦りですね、焦り。
まぁ焦ってやってみても良いんです。
でも、ほとんどの人が、やってみる、練習を始めてみる、ちょっとこれどうにもならないなと、分かれば良いんだけど、なんかこのまま一ヶ月くらいやって時間を使ったらなんとかなるんじゃね?ってところから、だんだんそれが二年にも三年にも伸びてきてですね、永遠に同じ曲の難しいところをただただ練習して、何も音楽的に覚えない、何も出来ない、ただただ出来ない速弾きにずっとチャレンジしてるというか、割れない石をずっと叩いてるみたいな。
その時間が、まずもったいないですね。
他に覚えられること、勉強できることが幾らでもあったはずなのに、すごく難しいことを一か八か上手くやれたら彗星の如く現れたヒーローになれる!みたいに思っちゃうんですよ笑
しかもね、練習してないで急にやってるから本当にちっちゃな金槌でやってるようなもんですよ。
大きなハンマーを持たずに叩き割ることはできません。
だからその時はですね、やっぱり早めに諦めて、自分が分かるところ・出来るところから始めていくのが物凄く大事なので、是非やってみてください。

よく子供の成長はめちゃくちゃ早いなんて言うけど、子供だって、自転車乗るのにも、言語を喋るようになるのにも、なかなか時間かかったりする。
例えば、一人前の大人になるのに小学校、中学校、高校なんだったら大学までじゃないですか?
それぐらい成長がかかるんですよ。

そう、子供ですらめちゃくちゃそれに集中して練習したりして頑張ってやってそれなのに、
ちょこっと1ヶ月練習したからって出来るわけはないんですね。
ここはもうちょっとわかっていた方が良いかなと。
僕のサロンでも、よくこれが問題というか話に出てきますね。
自分にはあまり時間がない、ということをまず認識した方が良いなと思います。
いきなりK-1のトップファイターに挑むようなことは辞めた方が良いかなと思いますね。

それと、少しだけギターに限らずっていうところでお話ししますと、ここを最近よく喋っている前回や前々回のをぜひ聞いて頂きたいんですけどやっぱり「自分の手元にあるものから始める・自分がすぐやれることから始める」っていうことが大事ですね。
というわけで、今日のヒキカジリを聞いていただければわかると思いますが、ああいう形でも全然音楽にはなってると思うんですよ。
でも【それじゃあなんかみっともないっていうかなんかズルしてるみたいなね、ちゃんとやれている感じにならない】みたいな、そういう風にすごく生真面目に考えて、初心者のうちから質を求めてしまう人がいるんですよ。

そもそも自分が持ち合わせてない質を高めるために、どれだけの時間がかかりましょうかね。
そうではなく、自分の成長とともにどんどんどんどん発信してしまい、やっていくうちに完成品を作ってしまうということが大事です。

今日の僕の弾き語りのように「じゃーんじゃじゃーんじゃーんじゃーん」ってクソ簡単に弾くところからで良いんですよ。まずは、それで歌ってみるってことが大事なんです。
ただ、2回目はちょっとだけ進化させるってことが大事ですね。
「じゃーんじゃーんじゃーんじゃーじゃー」で良いです。
本当そのぐらいの進化で良い。

毎日ちょっとずつでも進化させていけば365日あるわけでしょ?
皆さん、1年間で365回のアップデートしたことありますか?
1日1回、何かアップデートしたことってないですよね?
そういう風に考えたら……物凄い進化になるんですよ。どちらかというと今日もいつもと同じことやってて一日終わりましたみたいな日の方が多い。
僕ももちろんあります。
でも、何でも良いから1日1個工夫してみるみたいなことをやるだけで、1年経ったらめちゃくちゃ成長する。
だからこそ、今の実力はそれでいいじゃないですか。今は諦めましょ。1年後成長すればいいのです。
要は、今すぐ質を上げることは諦めて、自分の出来るところから始めてください。
スグに取り掛かるっていうのが凄く大事なことなんです。

最後は、自分のフィールドで戦いましょう!みたいなお話をしたいと思います。
例えば、あの芸能界から僕ら音楽界もそうですが、オーディションとかいうのがあります。
そして、オーディションに受かる受からないっていうのもありますよね?
受かった人は、それはそれで良かったね!だし、受からない人はもっと頑張ってね!に思っている人達も沢山いるんじゃないかなぁと、そういう時もあると思います。
あとちょっとだったね!みたいな時も。

でも基本的には、オーディションにやっぱり受からないって言ったりするのは他の要因もあったりします。
それは、もともと持ってる才能ですね。
この場合、才能というのは歌声とかそういうことも含むんですが、顔とかスタイルですね。
アイドルとかもそうですが、やっぱり顔やスタイル、あとは声とかですね。
そういうので選ばれる、要はこの子だったら売れるかもしれない!っていう風に目を掛けてもらうということなんです。

もう1回言いますけど「この子だったら売れるかもしれない!」なんですよ。
めちゃくちゃ顔が良くて、めちゃくちゃ性格良さそうで、なんか特技とかもあって、
そういう子でも売ってみなきゃ売れるかどうか分からないんですよね。
ここでもまだ一か八かなんですよ審査側としては。

でも、そのオーディションを落ちた方としては、次回はもっと可愛くなって戻ってこようみたいな、もっと努力しなきゃみたいな人達も多いと思うんですが、
これが海外のオーディションとかだと「もう諦めなさい、他の道を選びなさい」てはっきり言われるところもあるんです。

これはなぜかというと、人間の持ってる時間です。
例えば、お金とかの資源も含めた上で、有限なんですよ。限りがある。
だからあなたは、見た目・元々持っていた才能・親が預けてくれた才能で勝負するんではなくて、あなた自身の得意な分野で人生を切り開くために大切な時間を使いなさい、あなたの持っているものを使いなさい、あなたの時間を使いなさいっていうことでもあったりするんです。
要はバッサリ切ってやらないと、いつまで経っても未練たらたらで、ずっとアイドルを目指してしまったりするわけです。
30にも40にもなってから気づいたんじゃ、その人達の末路は大変じゃないですか。
だから、バッサリ切ってもらって「諦めなさい、他の道を探しなさい」って言ってもらった方が幸せな時もある。
幸せな時っていうか、そっちの方が圧倒的に幸せなんですよ。
そして、自分の得意分野でしっかりと勝つことっていうのが大事だと思います。

僕も、全然顔も酷いもんだし、体型も酷いもんだから、もし今でもジャニーズ目指してたら、エライこっちゃですよ笑それは、物凄く思う。

ギターリストという夢だったから良かったものの、そうじゃなかったらエライこっちゃでした。
もちろんですね、僕の人生だから、僕が主役になるような、僕がやれる音楽というものの中で、僕は主役にはなったり出来ると思うんですけども、やっぱしジャニーズの中に入って、僕が勝てることはないんですよ。
そこをやっぱりムキになってしまうと、損な時間ばかりを過ごしていたでしょうし、自分の周りの人間に多くの迷惑をかけていたでしょう。

そういうことは念頭に置いていった方が良いし、例えば、ギターファンでも、エリック・クラプトンが好き、チャーさんが好き、そうだな、なんかジェフ・ベック好きとか色々あると思うんです。
でも良く見てください。
みんな美少年だから昔から。
そういうことが、大スターになる為の一つの条件だったりもします。
ギターのチャーさんはですね、元々アイドルですよ。
テレビに出てた頃はアイドルとして出てたんです。
野村義男さんもそうですね、元々ジャニーズですもんね。

そういうことって、凄くファンにくっ付いて来て貰って、ファンに色んな商品を買って貰ったりとか、応援して貰う、こういう商売はですね、その部分がやっぱり外せないんですよ。
そこはちょっと自覚しておいた方が良いかなと。
そして、あなたが一番輝けるところで戦ってください。
あなたが一番モテるところを探す。
これが一番良いと思います。

という訳で、今日もありがとうございました。
良い一日になりますように。

それではまた次回お会いしましょう。

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